2012年3月6日火曜日

クランプの把握力復活の術

よく、昔のシーアームをお使いの方から。クランプの把握力が弱くてすぐにアームが曲がってしまうと相談を受けますが、それを解消する方法として、1つは、アームはそのままで、クランプのみを各メーカーの現行品に交換することで把握力がUPします。しかし、これではクランプを買いなおさなければなりません。しか〜し!お使いのクランプのネジが切ってある軸にグリスを添るだけで、なんとまぁ把握力が復活するのであります!

ということで、そんなお悩みをお持ちの方は、メンテナンスなどしないであろうクランプをたまにはキレイにしてあげるつもりで、グリスを塗ってみて下さい。これだけでわざわざ買い換える必要なく、まだまだ末永くご使用いただけます(〃▽〃)アイチャク

2012年3月3日土曜日

専門店だから出来ること

今日は写真の『定点観測システム』をご紹介します。
ある日、当店にこんな依頼がありました。それは「北欧の海中で、定点観測システムを組みたい」というもので、条件は簡単に言うとこうです。


  • インターバル撮影が可能なコンパクトデジタルカメラ
  • ワイドコンバージョンレンズの取り付け
  • ストロボ2灯
  • カメラ、ストロボx2共に海底に設置したシェルフ(ラック)にそれぞれある程度の角度調整可能にして固定する

という感じで、まずはカメラですが、調べたところ「PENTAX Optio WG1」が可能なことがわかり、それに対応するハウジングとしてはワイコンも取付可能な「レクシー WG1」に決まりました。海中では流れもあるので、ストロボは一番コンパクトな「イノン S-2000」にし、ハウジングにケーブル差込口が1箇所しかないことから、1灯は光ケーブルでハウジングと接続して、2灯目は「L型スレーブケーブルIII」でストロボ同士を接続してシンクロさせることにしました。

あとは、ハウジングとストロボをシェルフにどう固定するかですが、ハウジングはレクシーさんと相談して、底部にプレートを追加して「ウルトラライト ダイレクトベース」が固定できるようにしてもらい、水の抵抗で観測中に角度が変わってしまわないように考慮して、一番把握力が強くて固く固定できる「ウルトラライト クランプSD」でULダイレクトベース同士を接続する仕様に改造しました。ストロボは「イノン ダイレクトベースIII」を取り付けて、クランプSDでULダイレクトベースと接続。あとはシェルフにプレートを取り付けて、ULダイレクトベースを固定すれば完成です。あと、注意すべき点と言えば、光ケーブルが抜けないように固定することや撮影後にハウジング開閉ダイアルに砂などが溜まって開閉できないようになる可能性をどう防ぐかといったところですが、これは現地にお任せです(;・∀・)w

最終的に、このシステムを合計4セット納品させていただきましたが、テスト撮影はバッチリだったようです。ちなみに来月以降?の本番では、海底から何か噴き出している場所があり、その噴き出し口を24時間ほどインターバル撮影し、生物や状況を観測するために使用するようです。北欧なので、水温もかなり低く、バッテリーがどれだけ持つかが心配ですが、クライアントといろいろ相談して試行錯誤して組み上げた”Made in Japan”のシステムが世界で活躍するのは嬉しいですね(´▽`)

2012年1月23日月曜日

手のひらサイズで大光量

今日は人気の水中LEDライト『エポックワールド EL-1000L HP/A105』をご紹介いたします。最大の特徴は、明るさ1000ルーメンの大光量で、全長142mmというとっても軽量コンパクトなボディです。このサイズは私の手のひらに収まるぐらい小さくて、光量も3段階調整でき、マグネットスイッチですので、水没のリスクも少ないです。専用バッテリーで点灯時間は約70分。充電時間は約6時間。手持ちはもちろん、ホルダーを付ければハウジングに固定することも可能です。

ダイブライトやサーチライトとしてご使用いただけるスポットタイプの「HP」は照射角約20度、写真や動画でご使用いただけるワイドタイプの「A105」は約105度でムラなくフラットに広がります。どちらも同じ光量ですが、スポットな分「HP」の中心部はA105より明るくて、より遠くまで光が届きます。この光量でサイズでこの価格のライトはそうそうないので、オススメです。店頭にデモ機もあるのでぜひ見に来て下さい♪

2012年1月17日火曜日

ノーティカムD7000ハウジングがリニューアル

ノーティカムのニコンD7000対応ハウジングが『NA D7000V』と、新しくなりました。写真を見て頂ければお分かりかと思いますが、従来機と比べてどこがどう変わったのかと申しますと、メインコマンドダイアルを上部に移動させることで、十字ボタンを右側へ移動することができ、グリップを握ったまま親指1本で操作ができるようになりました。もちろん手の小さい女性の方にとってはそれでもまだ遠いと感じられるかもしれませんが、この差は大きいです。

また、オプションでHDMI出力用コネクターの増設ができるので、外部モニターを取り付けて、より水中での動画撮影が快適になります。D7000ハウジングの購入をご検討されている方はまずはお見積りからでもOKですので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

2012年1月16日月曜日

いまコンデジを買うなら!?

よくお客様より「コンデジを買おうと思っているが、何がオススメですか?」と質問を受けますが、今ならやはり『キヤノン PowerShot S100』です。カメラはF2.0と明るく、24mmスタート5倍ズームのレンズや1/1.7型COMSセンサー、映像エンジンDIGIC5などなど、コンデジの中でもハイクオリティなシステムが搭載されています。また純正ハウジングも発売されており、陸上でも水中でも大活躍です。これからカメラを始める方、ちょっとコンデジをランクアップさせたい方、デジイチのサブ機としてなどオススメです。

そして、ハウジングは純正品だけでなく、『シーツール/レクシー』『フィッシュアイ』から発売されており、純正ハウジングより堅牢性や操作性、耐久性などに優れております。しかしなんと言っても純正ハウジングとの違いは“カメラの背面ダイアルを操作できること”だと個人的に思っています。このダイアルが水中でも使用できるのとできないのでは、使い勝手に格段の差がでますので、もちろんご予算は高くなってしまいますが、それにはちゃんと理由があるのであります(´▽`)