テスト内容
ワイドエアレンズ使用時画角の違いと写り込み発生条件の検証
使用機材
・キヤノン:Power Shot G7
・フィッシュアイ:FIX ワイドエアレンズDC28/G10(DC34/G11共通)
・フィッシュアイ:FIX LED1000DX 水中ライト(フィルターなし)
カメラ設定
・絞り優先AE(F値8固定)
・ISO200
・ストロボ発光禁止
・ワイド端(35mm相当)固定
・ホワイトバランスオート
テスト画像データ
<画角比較>
撮影距離:約1m、自然光、写真濃いブルーのタイル2枚で20cmx20cm
まとめ
カメラがG7でワイド端が35mmなので、現行のG11や前モデルのG10の28mmよりは画角が狭く、よりエアレンズによる画角の広がりが強調されました。現行のG11はテスト機のG7の0.8倍の画角ですが、G11やG10、G9に取り付けても広角効果は得られます。
今回、G7の純正ハウジングにレンズを固定して使用しましたが、実はハウジングのレンズポート部のサイズが小さく、エアレンズがスカスカで取り付けることができません。しかし、エアレンズには落下防止の固定フックが2本付属しているのでフックで固定すれば問題なく使用できました。
ただし、エアレンズのカメラ側レンズがハウジングに直接当たるのでキズがつきます。そこで、G7で使用する場合は、ハウジング側のレンズ部にクッションとなるものを貼り付けて使用するのがいいと思います。また、エアレンズはまっすぐ並行には取り付けられませんが、画質に影響はありません。
<写り込み発生検証>
全てエアレンズを使用。ライトは LED1000DX を使用。
まずは、フィッシュアイホームページより注意事項を抜粋します。
*エアレンズは水中撮影専用です。
*エアレンズの特性上、光源やコントラストなどの撮影状況により、ドームポートに写りこんだものがそのまま画像に写りこんでしまう場合があります。写り込みが発生した場合は、写り込みがない位置で撮影してください。
上記の事項について検証しましたが、通常のカメラや、コンバージョンレンズでも発生する、「フレア」や「ゴースト」と同じような発生条件なのではないかと思います。245の写真は、ライトの前面が写りこんでいますが、照射角を少し変える(フードで遮光できる角度にする)ことで写り込みは解消されます。